無理して読まず街へ出よ

こんなの読む暇あったら外出しろ

日記 1/15〜1/21

1月15日(日)

思ったほど二日酔いにならなかった。まあ昼まで寝てたけど。

 

1月16日(月)

今日の労働は本当にダメダメだった。退勤即身投げしたくなるほどだった。

土日が楽しいと労働の絶望がよりクリアになってしまうのが辛い。虚無の土日よりはずっとマシだが。

 

不労所得欲しい。月50万くらい欲しい。その金で飲み会全部奢るから許して欲しい。

 

1月17日(火)

NYタイムズが選んだ「今年行くべき旅行先52選」みたいなのに盛岡市がランクインしたとか。日本では盛岡と福岡がランクイン。

https://news.yahoo.co.jp/articles/352a8010630e0f8b94cb9fadd199de0ad18d8ffc

これなかなかすごいことではないか。

確かに飯も美味いし酒も美味いし街並みも趣があって散歩が楽しいものな。

 

1月18日(水)

真面目な人、不器用な人、誠実な人が正当に報われる世の中になって欲しいなと思う。

勉強すごくできるけど口下手な人と、授業なんて全く出ないけど友達多いから大学は余裕で卒業って人だと、圧倒的に後者の方が仕事などで上手く行ってるイメージがある。勿論それも大事な能力だし、努力もあるのだろうけど。

 

1月19日(木)

小川哲氏が直木賞。受賞作の『地図と拳』はすごく気になってたけど分厚すぎるのと高すぎるのとで買えてなかった。でも買うしかなくなった。読みたい気持ちを抑えられない。

小川哲と佐藤究が日本の小説を変えるキーマンだと思ってる。

小川哲『ゲームの王国』はマジで面白いんでみんな読んでみて。

 

1月20日(金)

もう雪はいいので春よ早く来い。

 

 

 

花粉は家に置いてこい。

 

1月21日(土)

ぼっちざろっくのPAさん、いいですよね。退廃的な感じ。

私生活だらしないの最高。お世話したい。

日記 1/8〜1/14

1月8日(日)

安定の二日酔いday。布団の中で1日が爆速で過ぎていく。ドブに流されていってしまった1日を眺めながら涙を流す。

 

1月9日(月)

今年のフジロックサマソニのヘッドライナーを妄想する。

 

フジ

Blur

Tame Impala

Kedrick Lamar

サマソニ

Billie Eilish

Arctic Monkeys

 

実現しろ!!!

 

1月10日(火)

休みだった。おわり。

 

 

1月11日(水)

有吉の壁を見た。キュウがなかなかどうしてハマっていて嬉しかった。やはりキュウは清水の「なんでそんなことでそんなキレんの?」「あとキレるのいいけどキレるポイントそこ?」ってとこがマジで面白い。

 

1月12日(木)

フジロック正式開催決定。

しかし、チケ代が高い!!この物価高騰の世の中では仕方ないのかもしれないし、フジロックがなくなってしまうよりはずっといいけど。

フジロックが完全なる富裕層の遊びになってしまうのは悲しい。

俺が行ける日来るんか?

 

1月13日(金)

金曜夜恒例の晩酌。

久々にアサヒスーパードライを買って飲んだ。美味い。

でもやっぱり私はサッポロ黒ラベルがナンバーワン。

 

1月14日(土)

友人に喫茶店に呼び出されてコーヒーしばいてからの、追加招集を行って酒を呑んだ。まさかこんな長い1日になるとは。

楽しかった。感謝しかない。誘われてなければ1人で家で酒飲んで虚しい休日になっていたから。

友人には本当に恵まれてるとつくづく思う。社会人になってからも会って話してくれる友達がいるというのは当たり前のことじゃない。大事にしなければ。

 

日記 1/1〜1/7

1月1日(日)

あけましておめでとうございます。

年明けの瞬間はDeath Cab for Cutieの「The New Year」を爆音で聴きながらタバコ吸ってました。

 

格付けチェックの吉高由里子が可愛かった。

 

1月2日(月)

新年会楽しかった。誘ったら来てくれる友達がいる、しかも結構な人数いるのは本当に奇跡のようなことだ。ありがとうございました。

 

1月3日(火)

正月休み最後の日は寝て終わった。マジで寝て終わった。万歩計身につけてたら多分40歩くらいだと思う。

働きたくない。助けてくれ。金をくれ。

 

1月4日(水)

最悪な文章書きます。

 

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ぼっちちゃんたちのエロ絵を見たくてTwitterで「ぼっちちゃん」などとキャラ名で検索すると百合絵や百合ツイばっかり出てくるせいで、今まで少しの興味もなかった世界の扉を開いてしまいそうです。助けてください。ちなみに強いて言うならぼ喜多が好きです。

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まず書き出しが終わってるのにそこに続く内容もひどい。我ながら死んだほうがいいと思う。

とてもツイートできる文章ではないが、どこかに吐き出したいのでここに書きました。

 

1月5日(木)

ライブに向けてギター練習。

 

寝る前に『ぼっち・ざ・らじお!』を聴く。青山吉能さん面白すぎる。ぼっちちゃんはこの人にしかできない。この人以外にできるわけない。

 

1月6日(金)

ライブ延期になってしまった………

 

 

全部コロナが悪い。

 

1月7日(土)

ライブが無くなった腹いせにとある友人とサシ飲み。「結束バンドのメンバーは全員メンヘラ堕ちさせたらさらに良くなる」理論、然るべき学会等に論文にまとめて提出したい。

 

積もる話もたくさんあったから楽しかった。

日記 12/25〜12/31

12月25日(日)

あまりにもクリスマス感がなかったため、せめてもの聖夜要素としてケーキ買って食べた。最近そんなに甘いものを食べなくなっていたせいか、すごく美味かった。

 

12月26日(月)

8月あたりに買って1,2ヶ月くらい続けて放置してた腹筋ローラーを久々にやったせいで筋肉痛。

咳をする時お腹の辺りがむっちゃ痛い。安易に咳できない。

 

12月27日(火)

師走ってすごいネーミングセンスだ。

今日の仕事はまさに師も全力疾走の忙しさだった。

 

12月28日(水)

仕事納めた。

良いお年をって言いすぎてコンビニの店員とかにも言いそうになるのあると思います。

 

12月29日(木)

ゼミの友達と飲んだ。大学卒業以来久々に会った。みんな良い意味で変わってなくて楽しかった。

 

12月30日(金)

帰省。高校の時の友達と飲む。ホルモン食いながら思い出話で大輪の花が咲いた。クラスの誰それちゃんが可愛かったとか、修学旅行でメントスコーラやったよなみたいな。最高に楽しかった。

 

12月31日(土)

紅白を見た。Vaundyめちゃくちゃ歌上手いな。

藤井風がいちばんよかった。あとあいみょんPerfume橋本環奈と可愛い人たくさん見れて最高でした。

 

今年一年ありがとうございました。なんとか生き延びることができました。来年も何卒。

日記 12/18〜12/24

12月18日(日)

待ちに待ったM-1決勝。敗者復活戦から全て見届けた。

 

まさかウエストランドが獲るとは。本当に予想外だった。誰からでも愛される昨年の錦鯉と違って、味方より敵の方が多そうなコンビだから余計に。

 

推しのキュウやダイヤモンドがあまりハマってなくて悲しかった。

取り敢えず山田邦子はクビにしてほしい。点数云々というより、コメントが雑すぎる。初めてというのを差し引いても酷い。

 

12月19日(月)

自宅のガスコンロが調子悪い。洗濯機もこの間壊れた。私の家はもう終わりかもしれない。

 

12月20日(火)

話題になってる『ぼっち・ざ・ろっく!』を見たぞ!

主要登場人物の苗字がアジカンメンバーから来てたり、各話サブタイがアジカンの曲オマージュだったり、他にもちょくちょく音楽好き陰キャをニヤッと、いや、デュフッとさせる要素が盛り込まれている。これは素晴らしい。

 

12月21日(水)

ぼっちざろっくのぼっちちゃん、隠れ巨乳設定ってマ?

 

12月22日(木)

後輩たちのライブを見に行った。なんか急にやってきたおっさんに後輩たちはとても優しくしてくれた。感激。

ライブしたいぞ〜。

 

12月23日(金)

超久々にマック食べた。

 

1/8にライブ決まりました。見に来てください頼みます死んでしまいます

 

12月24日(土)

酒飲みながらぼっちざろっくを見るクリスマスイブ。

毎話ギャグパートからの最後普通に泣かせにかかるのほんとやめてほしい。涙腺ゆるゆるジジイには辛い。

M-1グランプリ2022観戦記〜決勝編

勝戦の感想書いていきましょーう!!!

(注:完全なる個人の意見です。それをご承知の上、マジで暇でやることがない方のみお読みください)

 

・各コンビネタ感想

 

カベポスター「大声大会」 91

このネタの評判はtwitterなんかでよく聞いていたのでここで見れたのは嬉しかった。

完成度は抜群。子供の頃大声大会で優勝したことがあるという永見がその経験を語っていくというネタなのだが、出場者が叫ぶワードや浜田のツッコミフレーズ、すべてが絶妙であった。しーちきんっ…!とか。そして尻上がりに盛り上がっていき、ユリアへのプロポーズ成功のラストは思わずテレビの前で拍手してしまった。

トップバッターとして文句なし。素晴らしかった。

 

真空ジェシカ「シルバー人材センター」93

まずシルバー人材センターが題材のネタってなんだよ。そうしたらそんな発想に行き着くんだよ。

去年も抜群に面白かったけど、まさかもっと面白くなるとは。「六法全書の同人誌『八方全書』」「年金もらいすぎて卑屈になってる210歳」「かいみょん(死んだーソングライター)」などなど、重量級のパワーワード連発。腹筋がおかしくなるくらい笑った。

去年の急にすごい酸性雨が降って終わるとかいうディストピア的唐突オチだったのだが、今年はゾルディック家のじいちゃんみたいな実力者ジジイにガクが殺されて終わるという強烈なラスト。こっちのほうが個人的には好き。

ゾルディック家と言えば「俺じゃなきゃ見逃しちゃうね…」とかいうハンターハンターオタクしか笑わないであろうワードを全国ネットの決勝で持ってくる度胸よ。

 

オズワルド(敗者復活)「明晰夢」87

敗者復活オズワルド。

「今俺の夢の中だよ?」と畠中が言い張り、伊藤がどうにかして正気に戻そうとするネタ。前から知ってるネタだったけどアップデートされていた。

ただ、少しおとなしすぎたかもな…と思う。去年の「友達」は爆発力も畠中の狂気度もメーターフルテンですさまじかったのだが、それに比べると…という感じ。

 

ロングコートダディ「マラソン」95

今回の決勝ネタの中では一番好きかもしれない。次は何がやってくるんだというワクワク感を最後まで持続させ、しかもそれを絶妙に裏切って(勿論いい意味で)予想の少し上をいくランナーが登場し続け最後まで走り切った。

堂前の大喜利センスと兎の奇妙な愛嬌、この化学反応は一体何なんだろう。本当に凄いコンビだと思う。

 

さや香「免許返納」 94

もう、謎に悔しくなってしまうほど完成度が高い。たしか前回決勝に出たときはボケツッコミが逆だったはずだ。その時も面白かったけど今のスタイルのほうが圧倒的に良い。変人オーラがあるのはどちらかというと新山、常識人に見えるのは石井のほうなのに漫才では逆、その予想外さがとても良い。「最近衰えを感じる」からの「免許返納した」の流れ、超シンプルだけど死ぬほど笑った。

 

男性ブランコ「音符運び」93

このネタ、ほんとに好き。まず「音符運び」というファンタジックなワードからまさかあんなバイオレンスな展開になっていくとは。浦井の脳天に8分音符が突き刺さった時の衝撃が忘れられない。ていうか浦井、死ぬ演技が上手すぎる。あと浦井を殺してしまってオロオロする平井の絶妙なキモさが好き。演劇畑で出会った二人というのも納得の演技のうまさ。最高に面白かった。映画「CUBE」であったようなえぐい死に方をM-1で見れるとは。

 

ダイヤモンド「居酒屋」85

ダイヤモンドは大好きなコンビだが、正直今回のネタはいつものような突飛さに関して物足りなく、悪い意味で大衆向けになってしまった感が強かった。小野がツッコミ、野澤がボケと役割を明確にしたとのことだが、個人的にはむしろ以前のような「ツッコミがツッコミの体を成してない」みたいな形のほうが好き。「ラッキー○○」とか。

 

ヨネダ2000「餅つき」94

これはもう漫才じゃない。音楽だ。テクノだ。漫才であるわけがない。

それなのに終始爆笑してしまった。ここまで理由が説明できない爆笑は初めてかもしれない。そして彼女らが志らく師匠に刺さるという誰もが思い描いていた展開その通りになったのにも笑った。

キャッチコピー「なかよし奇想天外」がすごくよかった。「なかよし」がひらがななのがいい。

あと13回出れるのだったか。いや、恐ろしすぎ。

 

キュウ「全然違うもの」93

大好きなキュウをついに決勝で見れた。それだけでもう泣きそうだし、大舞台でもふたりはいつも通り面白かった。ただ、残念ながら会場と審査員の受けはイマイチだった。そのことが決勝終了後しばらく経った今も悔しくて仕方ない。

一度見ただけではハマりづらい、でもハマれば抜け出せないタイプのキュウとM-1という舞台は相性が良いとは言えない。でも準決勝では「全国弁」というネタでその日一番といっていいほどの大爆笑を起こしたらしいから、それを1本目にやってくれてたら…と思わずにはいられない。

決勝翌日の深夜に、AbemaでやっていたスピードワゴンMCの番組でぴろが語るには「『全然違うもの』と『全国弁』だと、前者の方が自分たちの好きなネタだから1本目でやりたかった。ウケが多いのは『全国弁』のほうだからそれを最終決戦でやれば優勝できると思った」とのこと。マヂカルラブリーがつり革を温存したのと同じ理論だったようだ。どんなスタイルであろうと「爪痕残す」じゃなく「優勝」を目標にしているのがとてもカッコいい。

ちなみにこの『全国弁』、同番組内で披露してくれたのだが、これがもうとんでもなく面白いネタだった。あれで爆発しないわけがない。もしかしたら今後youtubeで公開してくれるかもしれないので、皆さんその時は絶対に見てみてほしい。

 

ウエストランド「あるなしクイズ」94

正直に言おう。私はウエストランドが、というより井口が普通に嫌いなのだが、今回は悔しいけど認めざるを得ない。100点のパフォーマンスどころじゃない。150点くらいの調子だった。完璧すぎた。本当に腹立たしいし、本当にすごかった。ダメなところを指摘してやりたいけど、見つからなくて歯嚙みするくらいすごいネタだった。

 

 

最終決戦

ウエストランド「あるなしクイズ②」

優勝の要因があるとすれば、「10番目で3位通過で最終決戦」ということでファーストラウンドの勢いをそのまま最終決戦に持って行けたことだろう。休む間もなくあの速射砲を喰らわせるのは反則だよ、ほんとに。

完全に会場は焼け野原と化していた。

 

ロングコートダディ「タイムマシン」

ロコディらしいコント漫才。めちゃくちゃ良かったのだけど、焼野原になった会場を完全にひき戻すまでは行かなかったか、という印象。繰り返すが、ロコディの良さが全部出た最高のネタであることは間違いないのだ。全部井口が悪い。

 

さや香「男女の友情」

1本目のほうが好きかな、という感想。突っ込んでいた新山の方がだんだんおかしいことに気づく展開とかは上手くて舌を巻いたのだが、やはり井口マシンガンの幻影と幻聴をかき消すまでには至らなかった。

 

~全体の感想~

審査員はみんな悩んでいたようだが、正直1本目が終わった時点でウエストランド優勝だな、と私は思っていた。井口の調子が余りにもよすぎて、これをはとても覆せない、という半ば諦めに近い感情になっていた。順番の妙もあったのかもしれないけど、圧倒的であったのは間違いない。

 

今回、キュウやダイヤモンドのような変則的なネタをやるコンビが決勝に上がって、彼らが決勝の舞台でどのように受け入れられるのかをとても楽しみにしていたのだが、残念ながら両コンビ振るわない結果であった。1ファンとしてとても悔しい。全国の人たちに「なんだこいつら、なんでこんなのが決勝に?」とか思われるのが悔しい。うるせーーーーーー!!!(野澤ボイス)

 

一昨年のマヂカルラブリー、去年の錦鯉のような、こっちまで嬉しくて泣きたくなるような結果ではなかった。でも今回のウエストランドは本当に凄かった。井口アンチの自分がそう思わざるを得ないレベルだった。認めざるを得ない。

本当におめでとうございます。

 

 

あと1点、山田邦子は頼むから来年は別の人にしてくれ、と思う。

Twitter民が「山田邦子の点数抜きにしても結果同じだったんだが?w」とドヤってるのを見たが問題は採点じゃない。いや採点もひどかったけど、何よりやめてほしかったのがコメントの危うさ。「紳助さんがどうの~」とか、聞いてねえよという感じだし、感想を求められてもなんだか薄い言葉しか出てこない。オズワルドの出番とっくに終わった時になって「オズワルドがぁ~…」とか。

井口が言うところの「自称お笑い評論家」になってしまっているが、あまりにも我慢ならなかった。どうか許してほしい。

M-1グランプリ2022観戦記〜敗者復活編

皆様まーごめ。

 

敗者復活戦、もちろん初めから終わりまで見させていただいたが、すべての感想を記すとこの文章が短編小説並みになってしまいそうなので、「投票を行った3組について」「その他印象に残ったコンビ」に絞って感想を書こうと思う。

 

個人的1位:令和ロマン

圧倒的だった。私のような敗者復活から見るくらいにはお笑いが好きな層めがけて刺しに来ていた。

ジャイアンを煽り倒すのび太」や「道端でなぜか全裸のしずかちゃん」のようなわかりやすく面白いボケや、つかみの下着USJ行ってた?やMOROHAが歌うドラえもんテーマソングみたいな特定の層にしか刺さらない、しかし刺さる奴には深く深く刺さるタイプのボケが共存していて、ものすごい完成度だった。

 

個人的2位:ヤーレンズ

まずつかみが最高。たまにみかける駅前のヤバい思想強いおっさんをつかみに用いるそのセンスが最高。漫才も「ラーメン屋の変な店員」という比較的ベタな設定ながらすべてのボケがハマりまくっていた。

長いこと準々決勝の壁を破れず、今年はついに!と各方面のお笑いファンから期待されていた彼ら、頼むから決勝で見たい。人生変えてくれよ。

 

個人的3位:ケビンス

結成1年のクオリティではない。面白人間オーラ全開の山口コンボイと冷静沈着な参謀役の仁木のバランス感。コンボイの明るいおバカに見えて実は死ぬほど闇抱えてるキャラがバチバチにハマっていた。あと14年もM-1に出られるという恐怖。彼らが決勝に行かない訳がないという確信すら抱かせるほどのオーラをもったコンビだ。

 

以上3組、私が投票を行ったコンビだ。

加えて何組か印象に残ったところも書いていこう。

 

THIS IS パン

「細かすぎて伝わらないモノマネ」の印象しかなかったのだが、漫才もこんなに面白いとは!岡下の恐竜の形態模写がうますぎたし、吉田さんのクールないい女感が最高すぎた。国語の教師感がある。良い感じの男女二人を茶化す恐竜とか、「やってるー?」って感じで定食屋の暖簾をくぐってくる恐竜とか、ボケがいちいち抜群だった。

4番手に出てきた彼らが空気を一気に変えたと個人的に思っている。トップバッターがローテンションのシンクロニシティだったこともあり(悪いネタだったわけではない、むしろめちゃくちゃ面白かった)、なかなか温まりきらずにいた会場をドカンと爆発させていた。今回の敗者復活の功労賞は恐竜だ。

 

・カゲヤマ

こんなんズルいよ。禁じ手だよ。腹が出たおっさん二人が妹を題材に漫才をやる、ってだけで危険信号全点灯なのに、ネタが進めば進むほど増していくキモさ。最悪で最高。なぜか最後には軽く感動する展開だったし、ペナルティであるはずの時間オーバーの爆発音を逆手にとってオチに使ったところなんか腹筋が殺された。多分全国瞬間腹筋死亡量でいったら、今年はトップだったのでは。

 

・ハイツ友の会

かわいい。美しい。尊い。麗しい。

…って感じでビジュアルの良さを褒めるワードだけで埋め尽くしたいくらい二人にぶっ刺されてる私だが、芸人であるおふたりに失礼すぎるので真面目に書く。

まず、このネタをやるか!と思った。だって六本木ヒルズの中で大阪府枚方市の「ひらかた大菊人形」の話題だけで4分持ってくネタだよ?ネタ選びの時点で尖りすぎなのだが、不思議とするっと二人の話が入ってくる。東北在住の私でも。

クールさと天真爛漫さを奇跡的に両立した西野さんを、クールに全振りのかなめちゃんが受け流していく漫才。ワード選びのセンスは金属バットあたりにも通ずるし、絶妙な偏見を軸にしたネタはミルクボーイなんかも彷彿させる。

リンナイガス器具、もとい派遣のニューウェーブ人材智則、もとい陣内智則「決勝に行きたいかー!」

に対し、みんなが「「「おー!!!」」」ってやってる中一組だけ微動だにしない、スタンスも立ち位置もぶれないお二人が大好きです。ひらかた大菊人形、私でよければお供します!!マジで!!!!

 

こんなところでしょうか。あとはマユリカ、オズワルドあたりも安定で面白かったし、ストレッチーズは最下位だったけどめちゃくちゃ可能性を感じた。

ママタルトがあまり力を発揮できていない感じだったのが残念だし悔しい。

でも最下位じゃないんなら1本くらい電話くれよなぁー。まーごめ。

 

 

今回、やはりというべきかオズワルドが視聴者投票で1位になって復活を遂げた。

もちろん彼らは抜群に面白かった。面白かったけど、投票結果を見るとやはり視聴者投票に全権が委ねられた現在のシステムは改善すべきではないのか、と思ってしまう。

いつぞやのサンドウィッチマンやオードリーのような「なんだこいつら!?」という衝撃が今のシステムではおそらく生まれないのでは、と思う。どうせ○○が行くだろ、という大衆の予想を裏切って全く無名のコンビが決勝で爆笑をかっさらう、そんな場面が見たいと思うのは私だけだろうか…。

 

個人的な順位はこんな感じです。

1.令和ロマン「ドラえもん

2.ヤーレンズ「ラーメン屋」

3.ケビンス「地元ロケ」

4.THIS IS パン「恐竜映画」

5.カゲヤマ「妹」

6.マユリカ「結婚式の二次会」

7.オズワルド「明晰夢

8.ハイツ友の会「ひらかた大菊人形」

9.シンクロニシティ「限られた文字で会話」

70.ストレッチーズ「水掛け論」

11.ダンビラムーチョ「生きとし生けるものへ」

12.ななまがり「デート」

13.ビスケットブラザーズ「英語」

14.ママタルト「マクドナルド」

15.ミキ「同世代」

16.かもめんたる「犬」

 

すみません、結構な分量になってしまったので、決勝戦の感想はまた別に書きます。

ご清読ありがとうございました。